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2013-05-21 15:01 | カテゴリ:ビジネス
成長分野とされるIT分野では、中国が「科学強国」を掲げて世界のソフト供給基地となるべく、国家戦略で大量のSEが育てられています。

人件費は他の産業と同じで年々上がっておりあと数年で日本と同じレベルに到達するのだろうと思われるのですが、日本とはSEの人数が桁違いですので、いざ日本の企業が「オフショア開発」で大量プログラム短期開発案件を発注しても、受けられるキャパシティが大きいため、国内より魅力的であることに変わりはなさそうです。

このような余波を受けて、国内のソフトウエア開発会社の倒産数は昨年過去最高を記録しています。倒産しなくとも賃金は下がり続けており、ここでも世界共通の賃金にフラット化の傾向にあります。

つまり、単純(プログラムの難易度の問題ではなく)な作業ではIT分野ですら安泰ではないということです。今後シニアの方がIT分野で起業するにしても基本構想・設計ができる、もしくは新アイデアを開発する能力なくしては、成功が厳しいと思います。下請けでは生き残れる可能性が低いということです(この業界ではよくありがちなのですが…独立して一人のSEとして仕事を請け負うような形態は)。

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