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2013-05-03 15:03 | カテゴリ:組織
以下、最近物議をかもしたユニクロ柳井会長の発言…

「それはグローバル化の問題だ。10年前から社員にもいってきた。将来は、年収1億円か100万円に分かれて、中間層が減っていく。仕事を通じて付加価値がつけられないと、低賃金で働く途上国の人の賃金にフラット化するので、年収100万円のほうになっていくのは仕方がない」

さて、かつて日本の工業製品の大量生産・高品質を可能にしたのは、日本の教育制度により均質に教育され、日本の文化に根差した徳育を持つ日本人の資質による原因が大でしょう。決して個人勝手な理由で仕事をサボータジュせず真面目で、かつ教育水準が高いので経営者にとっても高度成長期においてもっとも適した人材だったわけです。しかも日本国自体が「安全で治安が非常にいい」という環境も大きい要因です。これって国としてのコストもかかっているわけです。

この柳井という男、自分はユニクロが今の規模に育つまでさんざんこの日本人の気質・日本の環境を利用してきたくせに、大きくなって世界進出を狙う段になって偉そうにこのようなことをのたまうのです。社員の半分が3年でいなくなるような経営しかできないのに。

しかも、自分の血統は相続させないと宣言しながら、いつも間にやら息子二人を役員とし、オランダでの株式譲渡で租税回避してるとしか思えないうさん臭いことしてるし、会社を私物化するこんなのが偉そうに人的資源を語るのか不思議でなりません。

どこにもかつての日本経営の神様、松下幸之助、本田宗一郎のような品格や正義を感じないのです。単に日本人を利用して、利用価値がなくなったから自分の正当性をうまくごまかしているとしか思えません。

色々最近ユニクロのブラック度が話題になっていましたが、この発言を読んでブラックは正しいのだなと確認しました。
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