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2013-05-01 15:01 | カテゴリ:ビジネス
サブリミナル効果という言葉はご存じだと思います。

映像などで人が認識するかしないかのギリギリの瞬間に意図的なメッセージなどを挟み込むという方法で、例の、映画館で観客に「コカ・コーラを飲め」「ポップコーンを食べろ」と指示するフラッシュ映像を混ぜた映像を見せることにより、映画館のロビーでコカ・コーラとポップコーンの売り上げがグンと伸びたという有名な効果のことです。

『図説偽科学・珍学説読本』(原書房)によると、1962年にヴィカリーは「サブリミナル効果」はペテンで、破綻しそうな自分のコンサルタント業を救済するためにでっちあげたと認めたということだそうです。

「1962年には」というのがミソで、私は実はいまだに信じていました。確かTVのCMの倫理規定かなんかにもフラッシュ広告は禁止みたいなものがあったと思うので、効果があるものだと思っていました。実際にはあまりにも世間に広く広まっていて、ヴィカリーの告白のほうが無視されたらしい…

もし、これがでっち上げあげとわかっているにも関わらず、未だに正しいというものだとされているのであれば、まさしく「悪貨が良貨を駆逐する」の通りですね。

今世間で効果があると言われているマーケティング方法とかも、真偽のほどは…という気持ちを持たないとなりませんね。
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